8月26日(火)
@-1アラキ(水深3m付近:透明度3-5mと悪い)
・岸より及び防波堤よりは更に透明度が悪いようす。サザエが良く目につく。
・砂が多く、中小の転石の隙間を埋めているものが多く、枠取りを行う場所を探すのに苦労した。4u枠取り調査(水深3.8m)の結果、トコブシ17個体採集できた。うち天然貝は12個体、放流貝は5個体採集できた。また、今回サザエ天然貝が15個体と多数採集できた。
・テングサ類はオバクサが生えていたが石灰藻の付着が多く、草丈が短い。他にシワヤハズやマタボウ等がみられた。
@-2アラキ(水深7m付近:透明度は10m程度)
・5月の調査と比べ(時期的なものもあるが)、テングサの生息量が減っている印象を受けた。しかし、シワヤハズやアミジグサなどの雑藻は特に増えていないようす。テングサ類(オバクサ)は石灰藻の付着が多く、草丈が短い。
・アントクメが散見されるが、付着部とその周辺部のみが残っている状態。
・投石された板石が多数散在し、板石を反転すると、殆ど全てにトコブシの生息が確認できた。多いところでは、11個体/板石のトコブシが見られた。しかし、トコブシが生息しそうな転石は少なく、トコブシにとって板石が重要な生息場所になっている。サザエは散見される程度。なお、枠取り(水深8.1m)を行った周辺ではサザエの生息は確認できず、岸側の浅い場所の方が生息量が多かった。
A三池桟橋
・水深13.4mのケイソンに定置水温計をステンレス製ハリガネで固定した。詳細は定置水温計設置図参照。
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B三池(透明度15m程度)
・マクサが優占し、アラキよりも広い範囲に生えていた。しかし、表面には石灰藻が付着していた。
・トコブシは殻長5-6cm程度のものが主体で採集した34個体中、放流貝は6個体みつかった。大型のトコブシが多くみられ、天然貝の約8割が殻長60mm以上であり、太っていた。
・小型のサザエ(殻高50-60mm)が散見された。
Cオオハシ
・散在する大石の間に30-50cmの中小転石帯が分布していた。
・岩上には土砂や泥の堆積が散見された。岩や石上に泥が堆積していることから、陸上からの影響が続いているものと思われた。
・大岩上にオバクサが生えているものの、表面に石灰藻が付着し、質が悪い。僅かにアントクメを確認できたが、付着部とその周辺部のみのものが多かった。ヒトツマツ・マタボウなどが優占。
・サザエは蝟集してみられず、1-2個体程度の割合で点在してみられた。生息量は「アラキ」の岸側(水深 3m付近)より少なかった。トコブシは3-4個体/石(直径50cm程度)の割合で確認でき、5月の調査時より多数確認できた。
Dカマノシリ(ボウズネ)
・根の上(水深約1-2m)にはハネサイミの大規模な群落が広がり、優占していた。石灰藻が付着したオバクサが広範囲に生えているが草丈短く、質が悪い。岩の切れ目一ヶ所でイセエビを確認した。他に一ヶ所でヒラクサも確認した。ホソバナミノハナも生えていた。オオブサも所々パッチ上に確認できた。
・「ボウズネ」周辺から東側一帯は石灰藻が一面に繁茂し、他の海藻類はほとんどみられなかった。
E砲台
・波打ち際(水深1-2m程度)にはオオブサが群生しており、草丈が長く繁りも良好であった。付着物はほとんどみられない。
・小型のサザエも確認できた。
Fミノワ
・引き続き、水深5-6m以深は一面砂地が広がっていた。
・岩上にはハネサイミが群生し、石灰藻とともに優占している。波打ち際にはオオブサが生えており、砲台よりは草丈が若干短いようであった。しかし、「砲台」と比べ占有面積は「ミノワ」の方が大きい。オバクサは水深1-2m辺りに群生する場所が所々にみられたが、ほぼ全ての表面に石灰藻が付着しており、質が悪かった。
・ 大石の間に中小の転石がみられるが、そのほとんどは埋没しており、トコブシの生息しそうな転石は非常に少なかった。僅かにある転石を反転したが、生息は確認できなかった。イセエビ4個体確認。
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G湯の浜漁港
・堤防先端部、水深9.2mに定置水温計を設置した。詳細は定置水温計設置図参照。
・海底には海藻類は少なく、堤防の水面近くにはオバクサやオオブサの生息が確認できた。
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